無線綴じ冊子と中綴じ冊子の比較

冊子の印刷を依頼する時に加工方法を指定しなければいけませんが、注文しようとすると、無線綴じ冊子や中綴じ冊子、平綴じ冊子、糸綴じ冊子など様々な製本の種類を見かけます。これらの綴じ方の違いとは何でしょうか。無線綴じ冊子とは、糸や針を使わずに冊子の背を糊で固めてから表紙でくるんで製本する冊子のことで、くるみ製本とも呼ばれています。中綴じ冊子とは、二つ折りにした紙の折り目部分を針で綴じて製本する冊子のことです。平綴じ冊子とは、紙の端を少し残して針で綴じて製本する冊子のことを言います。糸綴じ冊子とはその名の通り、糸を使って紙を綴じて製本する冊子のことです。その他にも和綴じ冊子やリング製本冊子などの製本の種類がありますが、その中でも無線綴じ冊子と中綴じ冊子は多くの冊子で見かけます。

無線綴じ冊子のメリットとは何か

中綴じ冊子は二つ折の紙を針で綴じて行う製本方法のため、ページ数に制約があり、多ページの冊子というよりは、少数ページの冊子に向いており、パンフレットや情報誌などによく採用されています。また、中綴じ冊子はその性質上4ページ毎にページを増やさなければいけません。無線綴じ冊子は背を糊付けするという綴じ方のためページ数に制約がないため多ページの冊子に対応できます。他にも背が厚く丈夫な作りのため、長期保存に向いており背表紙に文字を入れることも出来るため、次々と本が増えていっても本棚から探しやすいです。中綴じ冊子と比べるとしっかりした作りのため高級感が出るのも特徴です。このような特徴から、無線綴じ冊子は文庫本やカタログをはじめ論文や問題集、マニュアルなど多岐にわたって採用されています。

無線綴じ冊子を実際に作るにはどうすればいいか

実際に冊子を作る際に無線綴じ冊子で行う場合、原稿作りにはじまり、次に冊子の製本方法、サイズなど細かい内容を詰めていきます。サイズは様々なものがありますが、よく使われるものとして、A4は報告書や論文、B5はカタログやノート、文庫本サイズなどがあります。その後、表紙や本文の用紙を決定してから発注するという流れになります。無線綴じ冊子の場合はページ数に制限はありませんがその特性上ページが根元まで開けないため、ページ数を多くすればするほど十分に余裕をもたせてレイアウトを行うことが重要です。また、縦書きか横書きかによって右綴じにするか、左綴じにするかを選択します。用紙も用途に合わせたものを選択する必要があります。製本までには色々と手順がありますが、これらのことを注意しながら行っていくといいでしょう。